アメリカ大統領選について思うこと

米国大統領就任式が終わった日本時間1月21日午後9時です。

第46代アメリカ大統領にジョーバイデン氏が就任しました。
トランプ前大統領は、多くの保守系の人々の期待を背負い、大統領選を戦いましたが、敗れました。

最後まで、反乱法や戒厳令と言った、軍を背景にした手段を用いることなく、ある意味平和的に最後まで戦いました。

この結果を見て、今更ながらトランプ大統領には、あくまで憲法を尊重し、法の下で戦う強い信念があったことは間違いありません。

では、平和的に(国内を二分し、内乱を起こすことなく)勝利する方法は何でしょうか?
その方法は一つしかありません。不正選挙があったことを裁判で認定することです。

テキサス州の州務長官が、激戦州4州を提訴した裁判は、連邦最高裁で却下されました。

理由は、原告として適切ではないといったものでしたが、棄却ではなく、却下でした。
この時の最高裁の判事の判定は9名中7名が却下、2名が審議すべきというものでした。

首席判事が他の判事に対し、これを受け入れれば暴動が起こる、その責任はとれるのか、と怒鳴りつける声を、裁判所職員が聞いたという(事実認定のない)情報も出ていました。

そして、この首席判事は、リンウッド氏によると、エプスタイン島行きのプライベートジェットの搭乗記録があるとのことです。

この主席判事は保守系ということになっています。

大統領選直前に、リベラル系判事の急死に伴って、急遽トランプ大統領保守系判事を任命し、最高裁判事は、首席判事を含めた保守系6名、リベラル系3名となっていました。

仮に、誰かひとりが裏切って、リベラルに寝返っても、保守系は5対4で勝つといわれていました。

しかしながら、この首席判事と3名の保守系判事の寝返りによって、テキサス州の提訴は却下されたのです。

裏切った保守系の3名の判事は、実はDS側だったのでしょうか?それとも予想される暴動の責任を負うことを恐れたのでしょうか?買収されたのでしょうか?

ともかく、テキサス州、トランプ陣営、そして世論は最高裁のこの行動にがっかりし、最高裁はあてにならないという空気が生まれました。

 

トランプを応援する人々の中では、司法による解決は望めないという流れになりました。
その後も、パウエル弁護士、リンウッド弁護士、ジュリアーニ弁護士による多数の訴訟が行われましたが、多くは却下、もしくは受け入れられても審議に入らず、宙に浮くという状況となりました、

各州議会で、不正があったのかどうか検証する公聴会が開かれました。この中で、様々な選挙不正の証拠が提出され、また宣誓供述書を提出した証人による多数の証言が出てきました。

それに基づいて、各州の共和党による選挙不正の訴訟も起こされましたが、いずれも裁判所で棄却されるか、保留となっています。

ドミニオン投票装置の疑惑も証拠が出ていますが、それを審議するに至っていません。

トランプ大統領を支持する人々には、もう裁判で不正を明かすことは不可能だ、大統領令や反乱法を行使するしかないという流れが醸成されていきました。

1月6日、大統領の呼びかけで、多くの人がワシントンDCに集まりました。
そしてそこであの議会乱入事件が起こったのです。アンティファやBLMによって扇動されたあの事件は、DS陣営にとって格好のトランプ糾弾の口実となりました。

オールドメディアは一斉にトランプ大統領を非難し始めました。
トランプを応援する保守派は、逆に反乱法適応の機会だと認識しました。

ラトクリフレポートは1月7日に提出され、chinaの関与に関しては期待を下回るものでしたが、ともかくも大統領令の発布は可能と思われました。

けれども、トランプ大統領は、そのいずれも行使しませんでした。

トランプ支持者の間では、ぎりぎりまで実力行使を我慢して、沼の鰐を最後の一匹まであぶり出して、一気に軍の力を背景に実力行使をするという(希望的)予想をしていました。

そして、1月20日、大統領就任式を迎えました。
トランプ大統領は、超法規的手段を行使することなく退任しました。

トランプ大統領は、初めから憲法を遵守し、法の下で再任する強い意思があったと思うほか、この行動を理解する手段はありません。

この一連の経過を見てきて、そこから導かれるものは、やはりその一点につきると思います。
つまり、裁判で決着をつけるということです。

1月20日以降、最高裁で審理される大統領選挙の案件があります。
最高裁の判事のうち、保守派は首席判事を除いて5名います。
この判事たちは、果たしてDSサイドでしょうか?
それともトランプサイドでしょうか?